SFG紹介文
急速に変化している現代において、SFの世界はまもなく実現を迎えようとしています。そんな時代に生きる我々は、SF世代(Generation)と呼べるのではないでしょうか。「SFって興味があるけど難しそう」と感じるあなた。これを読むと、自分にあったSFを見つけられることでしょう。
毎回特集テーマを決め、そのテーマにあったSF作品やインタビューを収録しています。既存のSF小説に捉われず、漫画や映画、ライトノベル、アニメ、さらには音楽や美術に至るまで取り上げます。従来のSF誌にはなかった幅広さが特徴です。
同人誌として出すからこそ、商業誌ではできないことを目指します。
SFG vol.00 特集:ゲーム
ゲームを扱ったSF作品やSFゲームなどを紹介しています。さらに、ソーシャルゲーム×SFを描いた小説『エヴォリューションがーるず』の作家・草野原々氏が、未来のソシャゲを語ります!
巻頭インタビューは『メカ・サムライ・エンパイア』で星雲賞を受賞したピーター・トライアス氏、さらに『雲南省スー族におけるVR技術の使用例』で星雲賞受賞の柴田勝家氏が、作家としての活動を語ります。ハヤカワSFコンテスト最終候補に残った維嶋津氏による小説も必見!
発行:2018年
価格:1000円
SFG vol.01 特集:アイドル
アイドルをSF作家が語る!表の姿はSF作家、裏の姿は大人気ゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』のPにして、二次創作も手がける柴田勝家氏、吉上亮氏、伏見完氏の3人がアイドルを語る語る。商業誌では絶対にできない企画を実現しました!
巻頭は2010年代のSFを代表する作家・藤井太洋氏が、創作活動の流儀を語ります。さらに、わずか3日で小説を書き、電子書籍として販売する新世代の創作イベント「NovelJam」の参加者が戦いの日々を語ります。読めば創作熱も湧き上がること間違いなし!
発行:2019年
価格:1000円
SFG vol.02 特集:令和SF
♦SF作家が2020年、そして先の未来について語る。
語り手:藤井太洋、長谷敏司、吉上亮。
SFは、これまでも様々な未来を創造してきました。
鋭い視点で時代を切り取り、新たな時代を作り出してきたSF作家3氏が、令和の日本について激論を交わします。
♦令和SFカタログ
令和SFとは、「今からそう遠くない未来の世界」が描かれているSFです。SFファンなら読んでおきたい小説、漫画23作、観ておきたい映像作品15作を紹介します。
発行:2020年
価格:1300円
購入はこちら
SF情報誌『SFG Vol.03』
今回の特集は、最近話題沸騰中の「アジア」。日本でもベストセラーとなった劉慈欣のハードSF『三体』をはじめ、アジアの作品が次々と翻訳されるいま、アジアSFの最新事情に切り込みます。
特集:アジア
・インタビュー1・中国のサイバーパンクSF『荒潮』の作者・陳楸帆氏
「中国のウィリアム・ギブスン」とも呼ばれる陳楸帆氏へインタビュー!
サイバーパンク風味あふれるイメージに、中国と世界の関係性をも描き出した『荒潮』は、作者の来歴にも関わっています。
『荒潮』の制作秘話や、このタイトルに込められた意外な理由とは?
・インタビュー2・、日本における中華圏SF普及の立役者・立原透耶氏
まだ中華圏SFがほとんど知られていなかった時代から、中華圏SF普及のため草の根で活動されていた立原透耶氏。
2010年代に入り一大ブームを巻き起こした中国SFの魅力はどこにあるのでしょうか。そして中華圏SFはこれから、いったいどうなるのでしょうか?
・アジアSFの魅力再発見!「アジア作家」&「アジア舞台」SFカタログ
盛り上がるアジアSFのブームですが、実はこのブーム以前から少しずつアジアSFが登場していました。新旧問わず、アジアSFの魅力をお伝えします。
さらに、今回はアジア舞台SFも収録!『ゲームの王国』から『ニンジャスレイヤー』まで。ちょっと意外性のある作品を揃えました。
・未訳作品も楽しみな各国のSF
まだまだ日本で翻訳されていない作品も多々あるなか、各国でSF作品が増えています。
今回は韓国、台湾、東南アジアの未訳SFについても調査。現地のSFに造詣の深い方々にお話しを伺いました。
今後、翻訳されていくことに期待しましょう。
小説
『バベルの子ら』ピーター・トライアス 訳:鬼塚大輔
感染症の拡大によって人口が激減した世界、生き残るために生み出された新しいコミュニケーションの形とは?
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』で星雲賞を受賞した著者による、ポストコロナのSF!
発行:2021年
価格:1300円
購入はこちら
詳しくは下記SFGのTwitterへ!!
SF情報誌『SFG Vol.04』
最新のSF情報をお届けするSF情報誌『SFG』。今回の特集は、「異世界」です。パラレルワールドからなろう小説まで、古今東西あらゆる異世界SFが一望できる特集になりました。
・特集インタビュー:メフィスト賞受賞作『異セカイ系』名倉編
『異セカイ系』の意外な着想や、SF創作講座、影響を受けた作家などを名倉編さんに聞く。『異セカイ系』の創作論とそのテーマに迫ることで、異世界小説の新たな一面が見えてくきます。
・特集インタビュー:『裏世界ピクニック』好評刊行中!創元SF短編賞受賞作家・宮澤伊織
漫画化、アニメ化されている人気作『裏世界ピクニック』について、宮澤伊織さんが語る!創作のきっかけやネットロアを取り入れた理由を語る。裏世界の裏側がわかるインタビューです。
・これでばっちり異世界SFカタログ
「異世界」をテーマに、過去から最新のSFまで幅広く取り揃えています。1960年代の小説『地球の長い午後』から2021年放送のアニメ『Sonny Boy』まで、古今東西の異世界SFをたっぷり63作品ご紹介。小説・漫画・映画・アニメからアート作品まで読み応え抜群です。
・書き下ろし小説:柴田勝家『落ちこぼれ子供部屋おじさんだけど異世界に行ったらチートスキル【ネタバレ】を手にしたことで逆転人生が始まりました』
実力派作家・柴田勝家さんによる書き下ろし異世界小説。導入はトラックの事故によって異世界に転生するお決まりのパターンですが、その世界が徐々に複層化していく奇妙な作品です。(扉:とりんさまAI』)
・灰羽対談 安倍吉俊×甲斐莉乃
イラストレーター・漫画家の安倍吉俊さんがお仕事遍歴やイラスト制作論を語ります。作品がより楽しめるインタビュー。さらに、アイドルグループ・RAY所属で生粋の安倍吉俊ファンの甲斐莉乃さんとの対談も。
書き下ろし小説:枯木枕『ささやかやおとの鳴る』
SFメディア・VG+とのシェアード・ワールド企画小説!第2回かぐやSFコンテスト読者賞を受賞した枯木枕さんによる『となりあう呼吸』のもう一つの世界が広がります。ゴミ山で働く僕たちの前に現れたのは……。
『となりあう呼吸』は、SFオンライン誌・Kaguya Planetで公開中!(扉:梅野克晃)
インタビュー
SFの流儀:宮内悠介
『盤上の夜』で創元SF短編賞山田正紀賞、日本SF大賞を受賞した宮内悠介さんのインタビュー。読書歴やSF作品執筆のきっかけ、音楽との関わりや旅の思い出を語っていただきました。
特集以外も大ボリューム!2021年登場の最新SF情報など、今のトレンドを総ざらいしたい人におススメです。
発行:2022年
価格:1300円
購入はこちら
詳しくは下記SFGのTwitterへ!!
SF情報誌『SFG Vol.05』
「SFG」は、SFをこれから始める方のための情報誌です。今回は宇宙SF特集です。名作・傑作揃いの宇宙SF、これは読んで欲しいという全214作(+α)の作品を紹介しています。
今回もインタビューを多数収録。そのほか、スケールの大きな宇宙論のお話や『銀英伝』カフェの訪問レポなど、コラムも充実しています。
【特集インタビュー】林譲治×春暮康一
宇宙特集インタビューは、『星系出雲の兵站』の林譲治さん、『法治の獣』春暮康一さんのお二人。お二人の宇宙SF観と、ご自身の作品についてお聞きしました。
林さんの宇宙での船団運営の考え方や、春暮さんの考える宇宙人の進化過程がたいへん興味深い内容です。
【SFの流儀】大森望
SFの流儀では、SF界で活躍する方々へ、ご自身のSF観についてインタビューしています。
今回のゲストは大森望さん。SF界で何十年にもわたって活動を続けてきた大森さんに、ご自身のSF観をお聞きしました
大森さんにとっての「SF」は何かという答えは、どんなSFファンも勇気をもらえることでしょう
【SF的・世界のつくりかた】
つばな『誰何』絶賛連載中。漫画家のつばなさんにお話を伺いました!『第七女子会彷徨』からSF的世界観を描かれていたつばなさんが、ホラーについて語ります(もちろんSFも!)
つばなさんが影響を受けた意外なものとは?
発行:2023年
価格:1500円